★男の着物②〜わっちの思い出話し〜★
わっちの子供の頃は〜日々を着物で過ごすおじさんが、近所にも何人か居ました♪
出掛ける時には必ずカンカン帽をかぶってね(^_-)
懐や袖から〜よくお菓子をもらい、手品のようで不思議で〜楽しかったぁ〜♪ 夏なんぞは、ステテコ姿にカンカン帽〜団扇を片手に〜ガキどもの悪戯を監視〜(@_@) 見付かると、小言をもらい「ごめんなさい…」と言えた子だけ〜不思議ポケットからお菓子をもらえる〜♪ シンプルな〜良い時代でやんした〜(^^ゞ 小唄・長唄・踊りのお師匠さんなんかは、夏だって〜扇子を片手に凛とシャキッとしなやかに歩いていたなぁ〜♪ 父上さんの夏と言ったら〜ステテコにダボシャツかランニング姿しか記憶がありません。 洗い張りと染め物の店をやっていたせいか…転職してからも、自分の物は自分で洗濯♪アイロンがけも上手でやんした〜(^^ゞ コップに水を用意して一口含み〜プワァ〜!っと霧を吹く姿〜♪ |
![]() |
![]() |
|
今思えば、綺麗なモンじゃありませんが…父上さんのアイロンがけが始まると、わっちはワクワクして〜♪ まるで紙芝居を見るように楽しかった(^o^)/ そんな父上さんも、小唄の稽古や遊びに出掛ける時にゃ、自分で準備して〜ピシッと着物で出て行った♪ そこはやっぱり、浅草生まれの江戸っ子〜♪衿元キッチリ!身幅の細い拘りの着姿でやんした〜(^_-) 父上さんが他界した後…ほとんどの品は母上さんが親戚筋へ形見分けに配っちまった(>_<) 形を変え、わっちが愛用しているのは、極わずか…です(^_^;) 足袋は「むさしや」か「めうがや」帯は「帯源」と…拘りがあったのでしょうが、ウンチクなんぞは語らない自己満足の人でした♪ 「分かる奴だけ、分かればいい〜分からない奴? 分からなくていいんだよ〜♪ 説明するのは野暮ってモンだぁ〜」(^_-) 〜あの世から、父上さんが耳元で、囁きました〜(^_^;) |
![]() |
![]() |
|
本日の写真〜 ★他界してから見付かった、小唄の会の木札・手拭い…♪ 大正13年生まれの父上さん…仲見世も観光地ではなく、毎日がワクワクする縁日♪夢のような世界だったと〜♪今はもうない「ハイカラ餅」を、もう一度食べたいなぁ〜と言っていました♪ いつか〜お金と時間に余裕が出来たら、わっちも小唄を習いたい! ★唯一、そのまま愛用出来る〜鼈甲の羽織紐♪ 職人さんに見てもらったら「本物だから〜大事にしなさい」と言われました♪ |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
★一度は仕立て直して着てみましたが、この男物のヒゲ紬は…やっぱり重くて堅かった…m(__)m
★こちらは長襦袢〜今は長羽織の羽裏で愛用しています(^_-)
★父上さんの紬のハギレで〜仕立てて頂きました〜(^o^)/
| 固定リンク
コメント